紅 葉  小黒ヶ崎他

       鳴子峡に向かう途中、小黒ヶ崎の小公園に寄る。芭蕉像があり、道路をへだてて見える
小黒崎山の紅葉が綺麗! また鳴子町営こけし館脇道、雑木林の紅葉も綺麗!2006.11/2      
小黒ヶ崎(オグロガサキ) 芭蕉像     山の紅葉  雑 木 林 の 紅 葉

   小黒ヶ崎(オグロガサキ)  説明板  写真拡大します

岩出山から陸羽東線に平行して走る国道47号線を北西に進み、鳴子温泉地域との境目に差し掛かると、右手に、岩山が木々の衣を羽織ったように佇む小黒ヶ崎が目に止まる。これが、平安朝の昔から歌に詠まれた「小黒崎」である。
 「古今和歌集」 東歌
をぐろ崎みつのこじまの人ならば都のつとにいざといはましを
「続古今和歌集」 順徳院
をぐろ崎みつのこじまにあさりする田鶴ぞなくなり波たつらしも


元禄2年(1689年)5月15日(新暦7月1日)、芭蕉一行は、出羽越えの道すがら当地で足を止め、満山緑に染む初夏の小黒ヶ崎を仰ぎ見た。この「おくのほそ道」の旅を顕彰し、「小黒崎観光センター」の一角に芭蕉像と本文の一節を掲げる説明板が建てられている。

小黒崎・みづの小嶋を過て、なるごの湯より尿前の関にかゝりて、出羽の国に越んとす。 (おくのほそ道)

入口半道程前ヨリ右ヘ切レ、一ツ栗ト云村ニ至ル。小黒崎可見トノ義也。遠キ所也(二リ余)。故、川ニ添廻テ及暮。岩手山ニ宿ス。    (曽良随行日記)
目次へ